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裁断しないスキャン(裁断なしスキャン)

大学内に保管されている学生論文集冊子や学生時代の卒業アルバム、ご自身の運営団体の会報バックナンバーなど、替えのきかない重要書籍や冊子を分解せずにスキャンしたい場合、コピー機や一般的なフラットベッドタイプのスキャナーではきれいなスキャンが行えません。素早く済ませるならなおさら困難な問題です。
ペパレスでは淵のないフラットベッドタイプのスキャナーを利用し、1ページ1ページを影が出来ないようきれいにスキャンする1冊2500円裁断なしスキャンサービスを行っています。
結論から申し上げますと、スキャン品質は、裁断スキャンを上回る品質の仕上がりです

通常は一般の方が、自ら裁断せずにスキャンしようとしますと、1ページ1ページめくってスキャンするだけでも大変で、あまりの作業に品質は読めればOKと最後は妥協してしまいます。
また、急げば急ぐほど、スキャナと本を雑に扱うことにもつながり、スキャナに張り付いたページを破ってしまったり、正確にスキャンできずにスキャン面が傾いてしまったり、スキャン位置がずれてしまい結果的にガタガタの電子化データに仕上がったりと、弊社でもサービス開始後の数年間はこのような高品質を妨げる多くの出来事に遭遇いたしました。
弊社ではこれら問題に対して、下記のような方法にて1つ1つの問題点をつぶし、現在もアプリケーションの開発などを通じ、品質改善で進化を続けています。一般の方はもとより、プロの業者様の中であっても、好きでなければたどり着けない領域で業務にあたっています。

片面A3対応。建築図面などの大型サイズでも電子化OK

裁断なしスキャンでスキャン可能な最大サイズは片面A3【30×42センチ】までです。大型の建築図面の折り込みなどもスキャン可能です。
注:片面A4を超えるサイズの300dpiスキャンは規格外割増として、料金が1.4倍となります。
ポスターサイズの図面など、A3を上回る大きな書類の場合、分割スキャン又は、本の状態ではスキャン不可となりますが、もし分離が可能であれば、大型のシートスキャナーで最大A0サイズまでのスキャンが可能です。(1枚500円より)

重要文献のテキスト化前処理に

裁断なしスキャンでスキャン後、OCR処理を行うことで、テキストデータ、Word形式データにつくり変えることができます。OCRコースには品質に応じてレベル1-5までのテキスト化サービスをご用意しています。単語検索が可能なPDF書籍データを作ったり、ご自身の著書の改訂のためのテキストデータ化、引用頻度の高い文献のデータ化などにご利用いただけます。OCRサービスの詳細はOCR・テキスト化ページをご覧ください。

基本設定・スキャン条件

基本条件は300dpi:カラー:PDF納品:200ページ以下:A4以下の書籍で1冊2500円となります。
フラットベッドスキャナで片面づつスキャン、全ページ目視チェックし、文字切れ裏写りなど不具合を可能な限り改善し再スキャンを行い、担当者を変えて全ページスキャン漏れや失敗がないかをチェック。PDFに束ねたデータに対して画像の淵トリム・PDFを見開き表示した際に本と同じ左右表示となるよう体裁補正を行います。ここまで徹底した作業を織り込んでの1冊2500円です。
弊社でも、スピードと品質、双方の実現には非常に苦労しており、高度な人力作業に加え、自動アプリケーションの開発・運用を組み合わせてなんとか実現しておりますので、他社様で同価格、同品質の実現は非常に難しいといえます。




裁断なしスキャンへのこだわり


その1 几帳面で字の綺麗な専属メンバーで作業しています。

まずはここからこだわっています。
裁断なしスキャンは全ページを手作業でスキャンするため、作業者の個性や器用さによる影響が極めて大きくなります。
どれだけ社員教育に力を入れてもなかなか品質が上がらない。という問題を根本的に解決するため、ペパレスではそもそも業務にあたるメンバーに、几帳面さが長所のメンバーを集結させることといたしました。そこで、まず字がきれいな従業員に絞って採用を行い、作業スピードを後から根気よく教育することで、結果、少なくともお客様の元へは必ず高品質なデータが届くよう、努めました。
現在結果的に全従業員のうち8割が女性となっておりますが、几帳面さに強みをもつメンバーにより、技術と品質は支えられています。
従業員の寄書き・拡大表示

 


その2 小さなゴミが何ページにもわたり付着。全部やり直します。

裁断しないスキャンを行う場合、上から撮影するタイプと、淵のないスキャナに密着させてスキャンする方法があります。
弊社では高品質な画質を求める為、密着スキャン方式をとっておりますが、この場合、本を毎ページごとに裏返してスキャナに密着させる必要があります。
この時に問題となるのが、集中してスキャンする為、スキャンガラスに傷がつきやすくそれら傷がスキャン画像にずっと残ることと、
スキャン面に落ちたゴミがその後、何ページにもわたりスキャン画像に残ってしまうことです。
消しゴムのカスなどの小さなゴミも1ページであれば見過ごすものでも、数10ページにもわたって残れば、そのPDFファイルをこれからずっと見ることになる利用者様のことを考えれば、絶対に後々気になってきて仕方がなくなる。
弊社ではそう考え、これらが原因のノイズをスキャン担当者及び2重チェック担当者が発見した場合は該当ページは必ずスキャンをやり直す仕様で運営しています。
これらが原因の再スキャンは非常に発生頻度が高く、一般的な業者様であれば見て見ぬふりをする部分と思われますが、弊社の高品質を裏付ける背景でもありますので、この仕様で作業を行っております。
注:消しゴムのかすが頻発するようなノート類や古書は使用対象外としております。強縮ではございますが、それでも残ってしまったゴミについては、とくにひどい場合でない限り、今のところは品質仕様とさせて頂いております。


その3 本の受取りから納品まで、本で音をたてていません。

どういうことかと申しますと、
ページの回数分だけ、スキャナに本を押し付けるのですが、急げば急ぐほど本をスキャナに置く際にドスン・バタンと音がでます。
本のページの回数と同じ数だけ、本に力をかけるわけですから、急激に本の劣化を進めることになります。
数10冊の本をまとめて運び置く際も、意識しなければドスンを音が出てしまいます。
音が出るタイミングとはすなわち本が破損するタイミングと一致すると考えます。
ペパレスでは、そもそも裁断をしないスキャンをお望みのお客様がそれだけ重要な本を弊社に託されているということをもっとも基本として理解し、本に対する取扱いの丁寧さを体現するために、スキャン中のみならず、本を運んだり置いたりとあらゆる作業中に本で音を立てないというルールで運営しています。

その4 裁断なしスキャン 致命的ミス発生確率 10000冊中、0冊

運営9年、作業を承った書籍は、大学関係者様、行政法人の皆様を中心とし、裁断なしだけでも実に10000冊を軽く超えますが、いまだに裁断なしのご依頼でうっかり裁断した。や本を紛失した。など、致命的なミスを発生させた回数は0件になります。
几帳面なメンバーと様々なチェック工程が、基本的なミスを防ぐために大きく貢献しており、このような当たり前の価値に重点を置いた運営を心がけています。


その5 1冊の本を2人の担当者が全ページのチェックしています。

数百ページある画像をひたすら処理しますので、多く作業しているとどうしてもミスが発生してしまいます。ただ「頑張る」だけではミスは減らせませんので、作業完了後、別の担当者により2重にチェックを行い、問題ページの差し替えなどを行っています。
見えない部分での努力が良質なデータを生み出しています。
【裁断スキャン・裁断なしスキャン 標準設定】



その6 スキャン後のPDFファイルに文字くっきり画像処理を行います

スキャナでスキャンした生のデータでは、PDF上の小さな文字が滲み読みづらくなります。ペパレスではPC10台を使用した並列処理システムで、スキャン後のデータに対し、文字をくっきり表示させる為の画像処理を加えてPDFファイルを作成しています。
納品後のお客様から「他社でお願いした時はデータがぼやけていたのにペパレスさんではぼやけておらず、同じ解像度で依頼したのにここまで違うとは驚きでした」という評価も多くいただきます。
【裁断スキャン・裁断なしスキャン 標準設定】



その6 傾き補正は独自ソフトで0.1度単位まで補正。古書もバッチリ

スキャン時に使用するアプリケーションには傾き補正機能がついていることも多いですが、実際は、
1、【補正する・しない】程度の簡単機能しかない。
2、多くのソフトでは良くても0.3度刻み程度までの補正しか行われていないことが多く、処理後もなんとなく傾きが気になる。
3、傾きを補正した後の欠けた部分を白色でしか埋められておらず、カラー本では補正後に違和感が生じる。
といった不満がございました。弊社では自社開発の傾き補正ソフトで、これら不満を解決します。
もともと本の印刷段階から傾いている古書や洋書もデータ補正しますので、原本より品質が上がるケースもあります。

 
自社開発の傾き補正ソフトで0.1度単位の微調整を行っています。白以外の本では、傾き補正と同時に生じた隙間を埋める色にもこだわることで、補正後の違和感をなくします。 





書籍の劣化について

裁断なしスキャンでは本を裁断せずにスキャンを行う為、重要書籍のデータ化には適していますが、1ページ1ページめくってスキャナに圧着させて電子化しますので、完全無傷というわけにはいかず、本に多少の使用感が生じます。
この使用感は、およその目安ですが、本を3回通して読んだくらいの劣化具合と弊社では表現しております。
また、書籍・作業者・機器の状態が悪く重なった場合、実績上100冊に1冊くらいはページ破れなど、小さな破損が生じることもあり得ますのでそこまで織り込んだうえでご利用ください。
破損が進みそうな場合、無償で補修を行うことも可能ですので、劣化本のスキャンご依頼時、弊社で補修可能な場合はお伝えください。
その他、万一の本の破損などトラブルが発生した場合の対応は下記ページに規定しておりますので、ご確認ください。
特定商取引ページ:事故対応 


料金

基本料金1000円+裁断なしスキャン費用2500円、合計3500円(税別)からご利用可能です。
OCRや特急サービスなどのオプション・ページ数による金額増減など、料金の詳細は、料金表ページをご覧ください。