裁断本の「簡易再製本」返却

裁断後の書籍を業務用製本機を使用し、天のり製本という方法で製本します。天のり製本は切り離して使うメモ帳などに使われる製本方法ですが、厚めに糊付けしてして強度を持たせましたので、品質テストでは、短時間なら少年コミックを5キロの力で引っ張っても無事で、6センチ厚A4書籍でも十分に強度はありました。簡易製本というスタンスで行っておりますので、便宜上、厚みのあるハードカバーの結合やカバーくるみ製本処理などは行いませんが、ペパレスで裁断した場合、カバーははずして裁断していますので、製本後、写真のようにカバーをかぶせるとほとんど元通りになります。時々読む程度ならこのままで問題ないと思いますが、頻繁に読む本なら、製本テープなどでさらなる補強をしたり、市販の製本テープ・アイロン・ハンダコテを使ったカバーの結合や補強、万一の補修も手軽にできます。


費用
:1冊250円:長辺21cm(A5)/厚み2.5cmまで。

サイズ割増
長辺:30cm(A4長辺)まで+150円。42cm(A3長辺)まで+300円。
厚み:2.5cm以上は、追加1センチごとに+150円。

最大 長辺42cm(A3) 厚み7cmまで。

例:3.5cm厚A4超35cm書籍→基本250+厚150+長300=700円

※整形裁断という裁断面をそろえる前工程が必要な為、通常より2ミリ程度裁断幅が増えます。もともと余白が少ない書籍は文字切れが発生します
※ハードカバーの厚紙は製本対象外となり、ページのみの製本となります。
※常に高品質を目指し改善をしておりますが、安価な簡易製本というスタンス且つ、不可逆なサービスですので、品質は弊社の現状次第となります。ご不安な場合、まずは少数お試しをお願いします。



裁断本の「補強再製本」返却

簡易製本に加え、糊定着をよくする溝掘りと製本時に寒冷紗(左写真上部)を仕込むことで、格段に製本強度を上げる補強再製本返却サービスです。 
簡易製本では強度を出すために厚めの糊付けを行っていましたが、瞬間的な強度はあっても、繰り返し本を開くと糊付けの厚さゆえに一番強い力のかかる中ほどで糊が徐々に裂けていき書籍劣化が日に日に進むという繰り返し使用への弱さがありました。
このような劣化や連続使用に耐える再製本として市販の書籍と同様に、糊付け前の溝削りと辞書やハードカバー書籍の製本に利用されている寒冷紗と呼ばれる布を糊付け時に仕込むことで、市販書籍と同等か、あるいはそれ以上の強度を持った製本が可能になりました。右上の写真が補強製本、右下が簡易製本です。

費用及び規格外割増し:簡易再製本の2倍。計算方法は簡易製本の費用計算に準じます。

例:少年コミック・文庫本など大部分の長辺21cm(A5)/厚み2.5cmまでの本 補強製本費400円
3cm厚B5書籍→400+150+150=700円
注意事項:簡易製本に準じます。一読ください。


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