ペパレス > コラムTOP > AIを導入したOCRソフト
近年では人工知能、所謂AIに関する情報をあらゆる場面で目にします。
特にパソコンやスマートフォンのアプリなどは、最も身近でAI化を実感できる媒体です。
自動的に学習を重ねるAIは、日を追うごとに作業の効率や精度を向上させ、すぐに人間では太刀打ちできないレベルに到達します。
2045年に起こるとされる、人工知能が人間の脳を超える「シンギュラリティ」に関する問題も注目されていますよね。
OCRソフトを長年使用している方は、何度も同じ修正を重ねることに対して手間を感じているのではないかと思います。
ソフトにAIが搭載されている場合、一度認識結果の文字の修正を行うと、それ以降は自動で修正を行ってくれるようになります。
作業効率の向上がとても大きいことは言うまでもありません。
また、手書き文字こそOCR化したいと思っている方も沢山おられることでしょう。
近年ではその手書き文字に対応したOCRソフトが普及しており、それを売りとしているものも目立ちます。
このようなAI技術を駆使したOCRソフトは、各社から販売され始めています。
現在既に販売されているものを5つピックアップし、それぞれの特長をまとめました。
長期間OCRソフトを使い続けている方、これからOCRソフトの購入を検討されている方は参考にしてみてください。
ソフトの詳細はこちら
株式会社ハンモックは、IT資産管理、情報漏洩対策、名刺管理、営業支援、データエントリー業務の効率化を実現する法人向けソフトウェアメーカーです。
この最新版のOCRソフトは出荷開始から半年も経過していない、新しいものです。
【特長】
・手書きOCR性能向上。手書きの人名、住所などの認識に特に効果を発揮。
・チェックマークなどのマークの認識に対応。
・FAXによりノイズやかすれがある場合でも従来に比べ高精度に認識を行うことが可能。
・キーワードOCRにおいて、データ位置を特定する性能を向上。位置を誤判定するケースがあった時に、該当箇所は誤りであることを学習。
・独自の画像解析処理により、帳票内のOCR項目を正確に認識。
・帳票画像ファイルの中から、事前登録した検索キーワードを認識し必要な値を取得可能。


やはり、手書き文字の認識精度の向上は大きな特長として挙げられています。
ノイズ、かすれにも対応しているとのことなので、FAXでの注文書を扱う業者にとっては重宝されるのではないでしょうか。
また、「事前登録した検索キーワードを認識し必要な値を取得」という機能があれば、大量の書類の中から必要な情報を抽出することができます。
過去の書類もスキャンして画像化さえしてしまえば、Excelなどで膨大なデータを整理することも可能です。
【販売価格】
1システム:2,000,000円(税抜)~
AI OCRオプション:月額30,000円~
ソフトの詳細はこちら
株式会社インフォディオは、設立当初から一貫して新しい生命保険システムの開発を行っている企業です。
ソフトウェア受託開発やスマホアプリの開発、業務用アプリの開発などを行っています。
【特長】
・OCR結果から必要なデータのみを抽出し、基幹システム、RPA、会計ソフト、汎用データベースなど、さまざまなシステムの入力フォーマットにあわせたデータ出力が可能。
・WEBブラウザから操作できるので、共同作業も可能。
・AIを用いて画像前処理を行い、ノイズ情報の多い書類の認識精度を向上。
・自然言語解析による誤認識修正が可能。
・継続的な機械学習により、文字列領域認識、文字・文字列認識の精度を向上。
・辞書登録及び辞書インポートが可能。


こちらのソフトは手書き文字の認識に関連した記載はありませんでしたが、「スキャンされた画像から即座に必要な項目だけのデータに OCR変換できる」。そして「認識結果をフォーマットに合わせてデータ化できる」ことが大きな特長かと思います。
OCRした後、各ソフトへの入力業務が不要になるのはとても便利です。
料金も使用量に応じたものとなっているので、予算に合わせて利用することができます。
【利用価格(一部抜粋)】
・3ユーザ:300枚まで 3万円/月
・10ユーザ:20,000枚まで 20万円~/月
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株式会社Cogent Labは、最先端のAI研究と様々な業界知識を元にしてサービスを生み出す会社として設立された会社です。
世界中からAIの研究者とビジネスの専門家が集まり、設立から約5年ですが勢いとポテンシャルがあります。
【特長】
・ディープラーニングを活用した独自のアルゴリズムを利用し、認識率99.2%(手書き文字を含む)。
・スキャンしたイメージ画像を処理しやすいように前処理を実行(サイズ調整、傾き調整、ノイズ除去など)。
・チェックボックス・丸囲い文字なども読み取り可能。
・トレーニングデータを準備することで、各種他言語の手書き文字読み取りへの適用可能。
・業界特有の言語モデルと連携することで、読み取り精度を向上させられる。

「Tegaki」という名前だけあって、手書き文字の認識精度には自信があるようです。
他言語の手書き文字の読み取りにも対応しているのは、このソフトの大きな特長です。
現時点でもAIの機能を駆使して精度が高まる仕組みとなっていますが、研究者が多い企業なので今後の機能向上も期待できます。
【利用価格(その他プランあり)】
スタンダードタイプ:月額20万円
ソフトの詳細はこちら
アライズイノベーション株式会社は、人工知能技術を活用したサービスや高い生産性を実現するソフト、業務を効率化・自動化するサービスなど、ITソリューションで事業を支援している会社です。
【特長】
・誤判定した文字をAIが学習して文字認識精度向上。
・非定型の書類でもAIが学習して文書判定が可能。
・活字の認識精度は~99%、手書き文字の認識精度は88.2%※(2018/8/22現在)。
・指定したキーワードに関連するデータを取得することが可能。
・読取結果のデータをWEBブラウザから閲覧・編集可能。


こちらもAnyFormと同様に、指定したキーワードの情報のみを抽出してデータを作成することができます。
また、非定型な画像からでも文書判定が可能というのも魅力です。
文書の種類を取り違えると紛失に繋がる恐れもあるので、その判断も任せられるのは更なる効率化に繋がります。
活字の認識精度もほぼ100%なので、安心感もあります。
【価格】
未公開(※要問い合わせ)
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AI inside株式会社は、「生産性を高めるAIプラットフォーム」という思想に基づいてサービス・製品開発を行っている会社です。
CEOの渡久地氏は15年前から人工知能の研究開発を行っていたという先見力の持ち主です。
【特徴】
・使えば使うほど精度と効率が向上するよう、最適に構成。
・最適化されたGPUの構成と分散処理で、高速処理を実現。
・特許取得の匿名システムで、個人情報に触れずにデータ化を行うことが可能。
・高精度なスキャン画像補正。画像のズレ補正機能だけでなく、FAXデータなどをクリーンアップするなど、数多くの画像補正機能を自動で最適実行。
・1度設定すれば、その後は何枚でも同様の形式に自動で認識。
・解像度や傾きの補正、文字以外の除去などの作業をバックグラウンドで自動処理。


バックグラウンドで高精度の画像補正が行われつつも高速処理を売りとしているので、作業時間の更なる短縮が期待できます。
また、OCR化する文書は社外に漏れてはいけないものも多いので、特許取得の匿名システムというのも魅力です。
【利用価格】
初期費用:初期アカウント発行料 \1,500,000~
従量費用: \100,000~
以上がAI技術を導入した5つのOCRソフトの紹介でした。まだまだ高額ですね。
全体的な傾向として、領収書や注文書などの文書に対するOCR化、そしてExcelなどへのデータ出力に関連した機能に注力されています。
近い将来、事務員という職業はAIに代替されてなくなるという話はよく耳にしますが、このOCRソフトの特長を見てみると当然の未来のように感じます。
それぞれのOCRソフトの価格は安いものではありませんが、年間を通した人件費や仕事の質を考慮すると、実はそれほど高いものではないのかもしれません。
就労人口が今後減少していくことは決定事項です。つまり、大幅に生産性を上げる必要があります。
その一つの対策として、OCRソフトの導入を検討してみては如何でしょうか。
弊社ではOCR化作業の代行サービスがございますので、ソフトを購入するほどの費用対効果がないと思われる方は、是非一度ご相談ください。
AIを導入したOCRソフト
近年では人工知能、所謂AIに関する情報をあらゆる場面で目にします。
特にパソコンやスマートフォンのアプリなどは、最も身近でAI化を実感できる媒体です。
自動的に学習を重ねるAIは、日を追うごとに作業の効率や精度を向上させ、すぐに人間では太刀打ちできないレベルに到達します。
2045年に起こるとされる、人工知能が人間の脳を超える「シンギュラリティ」に関する問題も注目されていますよね。
OCRソフトを長年使用している方は、何度も同じ修正を重ねることに対して手間を感じているのではないかと思います。
ソフトにAIが搭載されている場合、一度認識結果の文字の修正を行うと、それ以降は自動で修正を行ってくれるようになります。
作業効率の向上がとても大きいことは言うまでもありません。
また、手書き文字こそOCR化したいと思っている方も沢山おられることでしょう。
近年ではその手書き文字に対応したOCRソフトが普及しており、それを売りとしているものも目立ちます。
このようなAI技術を駆使したOCRソフトは、各社から販売され始めています。
現在既に販売されているものを5つピックアップし、それぞれの特長をまとめました。
長期間OCRソフトを使い続けている方、これからOCRソフトの購入を検討されている方は参考にしてみてください。
AnyForm OCR Ver.5.2(株式会社ハンモック)
ソフトの詳細はこちら
株式会社ハンモックは、IT資産管理、情報漏洩対策、名刺管理、営業支援、データエントリー業務の効率化を実現する法人向けソフトウェアメーカーです。
この最新版のOCRソフトは出荷開始から半年も経過していない、新しいものです。
【特長】
・手書きOCR性能向上。手書きの人名、住所などの認識に特に効果を発揮。
・チェックマークなどのマークの認識に対応。
・FAXによりノイズやかすれがある場合でも従来に比べ高精度に認識を行うことが可能。
・キーワードOCRにおいて、データ位置を特定する性能を向上。位置を誤判定するケースがあった時に、該当箇所は誤りであることを学習。
・独自の画像解析処理により、帳票内のOCR項目を正確に認識。
・帳票画像ファイルの中から、事前登録した検索キーワードを認識し必要な値を取得可能。


やはり、手書き文字の認識精度の向上は大きな特長として挙げられています。
ノイズ、かすれにも対応しているとのことなので、FAXでの注文書を扱う業者にとっては重宝されるのではないでしょうか。
また、「事前登録した検索キーワードを認識し必要な値を取得」という機能があれば、大量の書類の中から必要な情報を抽出することができます。
過去の書類もスキャンして画像化さえしてしまえば、Excelなどで膨大なデータを整理することも可能です。
【販売価格】
1システム:2,000,000円(税抜)~
AI OCRオプション:月額30,000円~
スマートOCR(株式会社インフォディオ)
ソフトの詳細はこちら
株式会社インフォディオは、設立当初から一貫して新しい生命保険システムの開発を行っている企業です。
ソフトウェア受託開発やスマホアプリの開発、業務用アプリの開発などを行っています。
【特長】
・OCR結果から必要なデータのみを抽出し、基幹システム、RPA、会計ソフト、汎用データベースなど、さまざまなシステムの入力フォーマットにあわせたデータ出力が可能。
・WEBブラウザから操作できるので、共同作業も可能。
・AIを用いて画像前処理を行い、ノイズ情報の多い書類の認識精度を向上。
・自然言語解析による誤認識修正が可能。
・継続的な機械学習により、文字列領域認識、文字・文字列認識の精度を向上。
・辞書登録及び辞書インポートが可能。


こちらのソフトは手書き文字の認識に関連した記載はありませんでしたが、「スキャンされた画像から即座に必要な項目だけのデータに OCR変換できる」。そして「認識結果をフォーマットに合わせてデータ化できる」ことが大きな特長かと思います。
OCRした後、各ソフトへの入力業務が不要になるのはとても便利です。
料金も使用量に応じたものとなっているので、予算に合わせて利用することができます。
【利用価格(一部抜粋)】
・3ユーザ:300枚まで 3万円/月
・10ユーザ:20,000枚まで 20万円~/月
Tegaki(株式会社Cogent Lab)
ソフトの詳細はこちら
株式会社Cogent Labは、最先端のAI研究と様々な業界知識を元にしてサービスを生み出す会社として設立された会社です。
世界中からAIの研究者とビジネスの専門家が集まり、設立から約5年ですが勢いとポテンシャルがあります。
【特長】
・ディープラーニングを活用した独自のアルゴリズムを利用し、認識率99.2%(手書き文字を含む)。
・スキャンしたイメージ画像を処理しやすいように前処理を実行(サイズ調整、傾き調整、ノイズ除去など)。
・チェックボックス・丸囲い文字なども読み取り可能。
・トレーニングデータを準備することで、各種他言語の手書き文字読み取りへの適用可能。
・業界特有の言語モデルと連携することで、読み取り精度を向上させられる。

「Tegaki」という名前だけあって、手書き文字の認識精度には自信があるようです。
他言語の手書き文字の読み取りにも対応しているのは、このソフトの大きな特長です。
現時点でもAIの機能を駆使して精度が高まる仕組みとなっていますが、研究者が多い企業なので今後の機能向上も期待できます。
【利用価格(その他プランあり)】
スタンダードタイプ:月額20万円
AIRead(アライズイノベーション株式会社)
ソフトの詳細はこちら
アライズイノベーション株式会社は、人工知能技術を活用したサービスや高い生産性を実現するソフト、業務を効率化・自動化するサービスなど、ITソリューションで事業を支援している会社です。
【特長】
・誤判定した文字をAIが学習して文字認識精度向上。
・非定型の書類でもAIが学習して文書判定が可能。
・活字の認識精度は~99%、手書き文字の認識精度は88.2%※(2018/8/22現在)。
・指定したキーワードに関連するデータを取得することが可能。
・読取結果のデータをWEBブラウザから閲覧・編集可能。


こちらもAnyFormと同様に、指定したキーワードの情報のみを抽出してデータを作成することができます。
また、非定型な画像からでも文書判定が可能というのも魅力です。
文書の種類を取り違えると紛失に繋がる恐れもあるので、その判断も任せられるのは更なる効率化に繋がります。
活字の認識精度もほぼ100%なので、安心感もあります。
【価格】
未公開(※要問い合わせ)
DX Suite(AI inside株式会社)
ソフトの詳細はこちら
AI inside株式会社は、「生産性を高めるAIプラットフォーム」という思想に基づいてサービス・製品開発を行っている会社です。
CEOの渡久地氏は15年前から人工知能の研究開発を行っていたという先見力の持ち主です。
【特徴】
・使えば使うほど精度と効率が向上するよう、最適に構成。
・最適化されたGPUの構成と分散処理で、高速処理を実現。
・特許取得の匿名システムで、個人情報に触れずにデータ化を行うことが可能。
・高精度なスキャン画像補正。画像のズレ補正機能だけでなく、FAXデータなどをクリーンアップするなど、数多くの画像補正機能を自動で最適実行。
・1度設定すれば、その後は何枚でも同様の形式に自動で認識。
・解像度や傾きの補正、文字以外の除去などの作業をバックグラウンドで自動処理。


バックグラウンドで高精度の画像補正が行われつつも高速処理を売りとしているので、作業時間の更なる短縮が期待できます。
また、OCR化する文書は社外に漏れてはいけないものも多いので、特許取得の匿名システムというのも魅力です。
【利用価格】
初期費用:初期アカウント発行料 \1,500,000~
従量費用: \100,000~
以上がAI技術を導入した5つのOCRソフトの紹介でした。まだまだ高額ですね。
全体的な傾向として、領収書や注文書などの文書に対するOCR化、そしてExcelなどへのデータ出力に関連した機能に注力されています。
近い将来、事務員という職業はAIに代替されてなくなるという話はよく耳にしますが、このOCRソフトの特長を見てみると当然の未来のように感じます。
それぞれのOCRソフトの価格は安いものではありませんが、年間を通した人件費や仕事の質を考慮すると、実はそれほど高いものではないのかもしれません。
就労人口が今後減少していくことは決定事項です。つまり、大幅に生産性を上げる必要があります。
その一つの対策として、OCRソフトの導入を検討してみては如何でしょうか。
弊社ではOCR化作業の代行サービスがございますので、ソフトを購入するほどの費用対効果がないと思われる方は、是非一度ご相談ください。