創業14年 ペパレスの電子書籍化サービス

几帳面な精鋭スタッフが高品質なデータを作成します

論文・社内報・他社で困難な古書や雑誌もお任せ下さい
OCRテキスト化・名刺・名簿の電子化も得意分野です


裁断スキャンについて



「裁断スキャンサービス」では、論文など書籍タイプの文書の背表紙を裁断後、高性能自動給紙スキャナーを使用しスキャニングを行います。給紙は自動ですが、スキャンのカラー設定や濃度設定は書籍ごとに個別に設定しますので、薄紙や黄ばみの入った本でも裏写りや劣化を極力抑えつつ、読みやすいように文字をはっきり表示できるよう、最適な濃度調節を行い、スキャンをする高品質スキャンです。辞書や写真集など、自動スキャンが苦手とする媒体も最大限綺麗にスキャンします。


作業手順

ソフトカバーがあれば外し、書籍がハードカバーであれば丁寧に本体から厚紙を切り離します。

背表紙を裁断

ADF自動給紙機能付きスキャナでスキャン

別担当者による2重チェック

完成

仕上がりサンプル

50ページ400円「裁断ブックスキャン」の品質見本

実際に「裁断スキャンサービス」で各種書籍をスキャンした場合の仕上がり見本です。
基本条件は300dpi:カラー:PDF納品:250P以下:A4以下の書籍です。詳細メニューは料金表をご覧ください。
全ページ目視チェックし、縦すじ・裏写りなど不具合ページを可能な限り再スキャンし、最後に画像の淵トリム・PDFを見開き表示した際に本と同じ左右表示となるよう体裁補正を行います。

ペパレス 裁断スキャンサンプル
洋書 400dpi A4 サンプル5P 8.5MB
解像度をアップさせたスキャンイメージです。原本が大型本A4サイズである為、ディスプレイの文字が非常に小さくなりますが、アクロバット上で拡大操作をしますと、細部を確認することができます。半面、ファイルサイズが大きくなり、ページめくり操作ももっさりします。
サンプルPDF
古書 400dpiサンプル7P 2.5MB
崩壊寸前の強く茶ばんだ古書です。このケースでは、ページ部分は白色になるまで完全に背景色を除去してスキャンしました。少し背景色を残した方がきれいになる場合もありますのでケースバイケースで対応しています。裏写りも激しい書籍でしたが、完全な除去を目指すと薄い文字や句読点が消えることもありますので、バランスを見て調整し、全体として最も綺麗なデータづくりを目指します。古書は「古書割り増し」で、作業費が通常1.4倍になりますのが、解像度を400dpiでスキャンした場合は、割り増し対象外となりますので、400dpiスキャン(スキャン費用1.5倍)をご利用されるお客様が多いです。
サンプルPDF
パンフレット 300dpiサンプル1P 200KB
  縁を手動でトリムしていますので、背景色をチラ見させず、綺麗な境界となります。
サンプルJPG

※A4を超え、A3(片面)までのサイズ・300dpiを超える解像度は(オプション)で対応可能です。




裁断スキャンのこだわりポイント


その1 表・裏表紙に加え、見返しも標準でスキャン

表紙と裏表紙に加え、見返し(表紙をめくった次ページ。本の部分の名称)には著者の顔写真とコメントや、シリーズ書籍の一覧などの記載がある場合も多いです。ペパレスではこの表裏の表紙と各見返し部分に文字などの記載がある場合、標準でスキャン致します。
【裁断スキャン 標準設定】


その2 本を開いたときと同じに見開きとなるようPDFのデータを調整

Adobe AcrobatでPDFファイルを閲覧する際、2ページを同時に表示させることが可能ですが、ペパレスではこの設定で読む時に本の右ページは画面の右側に、左ページは画面の左側に来るようにPDFに微調整を加えています。これにより特別な操作をすることなく、縦書き小説を右から左へ読むことも、見開き2ページにわたって描かれるマンガや写真も現物と同様に見開き、本来通りの表現を楽しむことが可能です。
【裁断スキャン 標準設定】


その3 ADFスキャン特有の縦すじ入り画像を徹底排除

通常、裁断スキャンを行う場合、SCANSNAPなどADF自動給紙スキャナーでのスキャンでは、スキャンガラス表面に本の糊や、裁断時のゴミなどがスキャナガラスに付着したままスキャンを行うと、画像に縦筋状のノイズが入ります。スキャン中、かなりの頻度でこのノイズが入りますが、ペパレスでは全ページ細かく確認し、どんなに小さい筋でも妥協せずすべて再スキャンを行っています。
縦筋ノイズと除去後のサンプル8ページ
【裁断スキャン 標準設定】


その4 裏写りの除去技術

スキャニング中に裏面の文字や画像を拾ってしまう裏写りですが、目視+設定処理でほとんどの裏写りを手動で除去しています。
※カラー背景・悪条件では、裏写り回避に限界はあります。
【裁断スキャン 標準設定】


その5 モアレ除去

400dpi裁断スキャン時の画像に、かなり高い確率で発生するモアレですが、独自技術での除去を標準作業に組み入れ、大部分を除去致します。
【裁断スキャン 標準設定】


その6 全ページ手動トリム補正で最適な余白を設定します。

書籍中の記述は中央に綺麗に配置されたものばかりではありません。時々、書籍の端まで記載があったり、余白が非常に少ない場合もあります。余白不足により裁断段階で切れたものは仕方ありませんが、裁断をパスしたデータならきわどいページでも表示が途切れることが無いように、また、余白が多すぎて文字表示エリアが狭まっている場合も、手動でトリミングを行い、表示に途切れが無いか、トリミング失敗が無いかを目視チェック+修正を行っています。
【裁断スキャン 標準設定】


その7 最適濃度に調節

書籍を電子化する場合、一般的に、文字は薄く、写真は濃くスキャンされ、原本と異なって見えることも少なくありません。これ以外にもパソコンの解像度以上に細かい表現ができないため、荒く見えたりと、電子書籍はパソコン内に収納出来る点で便利な半面、じっくり読むには、まだまだ紙文書の方が目が疲れにくく優位であると考えます。ペパレスではスキャン前に一度全体を見渡した上で、書籍の印刷濃度がスキャン結果にばらつきや悪影響を与えないよう、小説やビジネス書などテキスト中心の書籍では文字を濃く、写真集や雑誌の場合は、写真が原本に近い濃度となるよう、医学書のレントゲン写真など暗く見えがちな写真などが実際に読んだ際に判別できるか状態かどうかを作業者が判断し、最適設定を施しスキャニングを行っています。また、閲覧するディスプレイの規格もさまざまですので、誰が見てもご不満無きよう、濃淡2種類のディスプレイで画像濃度が最適範囲に収まるかをチェックしています。
【裁断スキャン 標準設定】


その8 1冊の本を2人の担当者がチェックしています。

数百ページある画像をひたすら処理しますので、多く作業しているとどうしてもミスが発生してしまいます。ただ「頑張る」だけではミスは減らせませんので、作業完了後、別の担当者により2重にチェックを行い、問題ページの差し替えなどを行っています。
見えない部分での努力が良質なデータを生み出しています。
【裁断スキャン 標準設定】


その9 スキャン後のPDFファイルに文字くっきり画像処理を行います

スキャナでスキャンした生のデータでは、PDF上の小さな文字が滲み読みづらくなります。ペパレスではPC10台を使用した並列処理システムで、スキャン後のデータに対し、文字をくっきり表示させる為の画像処理を加えてPDFファイルを作成しています。
納品後のお客様から「他社でお願いした時はデータがぼやけていたのにペパレスさんではぼやけておらず、同じ解像度で依頼したのにここまで違うとは驚きでした」という評価も多くいただきます。
【裁断スキャン 標準設定】


その10 傾き補正は独自ソフトで0.1度単位まで補正。カラーもOK

スキャン時に使用するアプリケーションには傾き補正機能がついていることも多いですが、実際は、
1、【補正する・しない】程度の簡単機能しかない。
2、多くのソフトでは良くても0.3度刻み程度までの補正しか行われていないことが多く、処理後もなんとなく傾きが気になる。
3、傾きを補正した後の欠けた部分を白色でしか埋められておらず、カラー本では補正後に違和感が生じる。
といった不満がございました。弊社では自社開発の傾き補正ソフトで、これら不満を完全に解決することができました。作業コストの問題で、現在は、裁断なしスキャンにのみ使用していますが、今後、全体的な業務効率を向上させ、裁断スキャンにも適用したいと考えています。
【ペパレス 画像処理システム 傾きや画質の気になる書籍に使用】


その11 全ての作業用ディスプレイはキャリブレーション済みです

パソコン用ディスプレイといってもメーカーによって明るさ・コントラストなど性質は様々です。照度の高い高品質なディスプレイで最適だと思って作成した電子書籍データも、違うパソコンで見ると、暗く見づらいものだったりということが結構あります。
ペパレスでは、そういったディスプレイの個体差によるデータのバラつきを生まないように全ての液晶モニターは専用機器を使用してキャリブレーションを行い、標準的でバラつきの少ないデータを作成するよう努めています。


その12 几帳面で字の綺麗な専属メンバーで作業しています。

まずはここからこだわっています。
裁断なしスキャンは全ページを手作業でスキャンするため、作業者の個性や器用さによる影響が極めて大きくなります。
どれだけ社員教育に力を入れてもなかなか品質が上がらない。という問題を根本的に解決するため、ペパレスではそもそも業務にあたるメンバーに、几帳面さが長所のメンバーを集結させることといたしました。そこで、まず字がきれいな従業員に絞って採用を行い、作業スピードを後から根気よく教育することで、結果、少なくともお客様の元へは必ず高品質なデータが届くよう、努めました。
現在結果的に全従業員のうち8割が女性となっておりますが、几帳面さに強みをもつメンバーにより、技術と品質は支えられています。
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